足底腱膜炎 —東広島市 鍼灸院フロンティア—
haramoto
こんにちは！東広島市西条にある鍼灸院フロンティアです！今回は足底腱膜炎についてです！
朝起きて最初の一歩が痛い、長時間立っていると足の裏がジンジンする。
そんな症状がある場合、「足底腱膜炎（そくていけんまくえん）」の可能性があります。
■ 足底腱膜炎とは？
足底腱膜炎は、**かかとの骨から足の指のつけ根まで伸びる「足底腱膜」**という強い腱の膜に炎症が起きている状態です。
この足底腱膜は、歩行や走行時に足のアーチ（弓状の構造）を支える重要な組織で、体重や衝撃を分散する働きをしています。
しかし、
- 長時間の立ち仕事
- ランニングやジャンプ動作の繰り返し
- 硬い靴底やすり減ったシューズの使用
などで負担が続くと、腱膜に「微細な損傷」や「引っ張りストレス」がかかり、炎症や痛みが生じます。
■ 痛みの特徴
- 朝の一歩目が特に痛い
- 歩いているうちに少し楽になるが、長時間動くと再び痛む
- かかとや土踏まずの内側にズキッとした痛み
これらは典型的な症状です。慢性化すると、かばう歩き方がクセになり、膝や腰にも影響が出ることもあります。
■ 鍼治療でできること
足底腱膜炎では、「足裏の炎症部位そのもの」だけでなく、ふくらはぎ（下腿）や足首周囲の筋肉の硬さも関係しています。
鍼治療では、
- 下腿の筋緊張を緩めて腱膜への引っ張り負担を軽減
- 足底部の血流を改善し、修復を促進
- 痛みの神経反応を鎮める
ことを目的に行います。
鍼は深層の筋肉まで直接アプローチできるため、マッサージでは届きにくい部分にも作用します。
また、症状が強い初期は無理に刺激せず、炎症を落ち着かせることを優先します。
■ 日常で気をつけたいこと
- クッション性のある靴を選ぶ（古いシューズは要注意）
- 朝起きたときに足裏を軽くほぐす
- 運動前後のストレッチ（ふくらはぎ・足裏）
- 長時間の立ちっぱなしを避け、適度に休憩を取る
痛みが強い時期は、「我慢して動かす」のではなく、まずは負担を減らすことが回復への近道です。
■ まとめ
足底腱膜炎は、スポーツ選手だけでなく、立ち仕事や歩行が多い一般の方にも起こる身近な症状です。
早めのケアで慢性化を防ぎ、再発しにくい足の状態をつくることが大切です。
鍼治療では、足裏だけでなく全体のバランスを整えて再発しにくい身体づくりをサポートします！
