超音波治療について—東広島市 鍼灸院フロンティア—

こんにちは!東広島市西条にある鍼灸院フロンティアです!今回は超音波治療について説明します!
超音波治療とは?
超音波治療とは、高周波の音波を体内に伝え、その振動を使って治療を行う方法です。具体的には、1 MHzから3 MHz程度の超音波を患部に当て、音波が体内で振動し、温熱効果や機械的なマッサージ効果を発揮します。この治療法は、筋肉、靭帯、腱、関節などの軟部組織に特に有効です。
超音波治療には、以下のような主な効果があります。
• 血行促進
• 超音波による振動が血管を刺激し、血行を改善します。これにより、酸素や栄養が速やかに届き、回復が早まります。
• 痛みの軽減
• 超音波が筋肉や組織を温めることで、痛みを軽減し、リラックスさせる効果があります。
• 組織の回復促進
• 高周波音波によって、細胞の代謝が促進され、組織の治癒が早まります。特に炎症が起きている部位に効果的です。
• 筋肉の緊張を緩和
• 超音波の振動が筋肉の緊張を和らげ、柔軟性を改善します。
超音波治療の適応症
超音波治療は、主に以下のような症状や状態に対して使用されます。
1. 筋肉痛や筋肉のこわばり
• 運動後や長時間の同じ姿勢によって筋肉が硬くなった場合に有効です。
2. 関節の炎症
• 肩こり、膝の痛み、腰痛、腱鞘炎など、関節やその周辺の炎症に効果があります。
3. 靭帯や腱の損傷
• 捻挫や打撲などで損傷した靭帯や腱の回復を促進します。
4. 軟部組織の損傷
• 肩や腰、膝などの筋肉や腱、靭帯などが傷ついた際の回復を早めます。
超音波治療の方法
超音波治療は、専門の機器を使って行われます。治療の際、ジェルを塗布した後、プローブ(超音波の発生源)を患部に当てて治療を行います。プローブから出る音波が皮膚を通じて体内に届き、音波が組織を振動させることで治療効果を発揮します。
治療の時間は、通常10分程度で、1回の治療で軽い痛みが和らぐことがあります。
超音波治療と鍼治療の組み合わせ
超音波治療は、単独で使用しても効果的ですが、鍼治療と組み合わせることで、さらに高い治療効果を期待することができます。鍼治療は、特に慢性的な痛みや筋肉の緊張に対して効果的で、経絡やツボを刺激することによって体の自然治癒力を高める治療法です。
超音波治療と鍼治療の相乗効果は次のような形で発揮されます。
1. 相乗的な痛みの軽減
• 鍼治療によって、体内の血流を促進し、筋肉の緊張を緩めることができます。その後、超音波治療を行うことで、筋肉や軟部組織がさらにリラックスし、血行が改善されるため、痛みがより早く軽減されます。
2. 治癒力の強化
• 鍼治療は、体の治癒力を高めるため、超音波治療によって促進される血流や代謝の効果をさらに強化します。これにより、損傷した組織の修復が加速され、回復が早まります。
3. 筋肉と関節の柔軟性向上
• 鍼治療によって筋肉の緊張が緩和され、超音波治療でその部分を温め、さらに柔軟性を高めることができます。この組み合わせにより、可動域の改善や機能回復が期待できます。
4. 炎症の軽減
• 鍼治療は炎症を抑える作用があるとされ、超音波治療は血行を促進して炎症を早期に鎮めることができます。これにより、特に関節炎や腱鞘炎などの炎症性疾患に効果的な治療が可能となります。
まとめ
超音波治療は、筋肉や関節、軟部組織の治療に非常に効果的な方法で、痛みの軽減や回復を早める力があります。さらに、鍼治療との組み合わせにより、相乗効果を得ることができ、治療効果を最大化することができます!