食いしばりについて—東広島市 鍼灸院フロンティア—

こんにちは!東広島市西条にある鍼灸院フロンティアです!今回は食いしばりがもたらす身体の影響についてお話しします!
噛みしめ・食いしばりがもたらす意外な不調とは?
実はこの“噛みしめ”や“食いしばり”、ただの癖では済まされないことも。
放っておくと、肩こり・頭痛・睡眠の質の低下・スポーツパフォーマンスの低下など、さまざまな不調を引き起こす原因になります。
今回は、噛みしめの意外な影響と、その対策についてご紹介します。
噛みしめ・食いしばりが起こる原因とは?
現代人に多いとされる「無意識の食いしばり」。
主な原因には以下のようなものがあります。
- ストレスや緊張(仕事中・スポーツ中など)
- 睡眠中の無意識な筋緊張
- 姿勢の乱れ(特に猫背や前傾姿勢)
- 歯並び・噛み合わせの問題
特にアスリートやデスクワーカーの方は、集中時や負荷のかかる動作中に無意識で噛みしめていることが多く、習慣化してしまっている場合も少なくありません。
噛みしめがもたらす“意外な”不調とは?
噛む力は想像以上に強く、体全体へ大きな影響を及ぼします。
代表的な不調を見てみましょう。
① 肩こり・首こり
顎の筋肉(咬筋や側頭筋)は、首や肩の筋肉と連動しています。
噛みしめが続くとこれらの筋肉に常に負担がかかり、肩や首が凝ってきます。
② 頭痛・目の疲れ
側頭筋の緊張は頭痛の引き金になり、目の周囲の筋肉も影響を受けるため目の疲れや眼精疲労を感じる人もいます。
③ 睡眠の質の低下
睡眠中の食いしばりは、無意識のうちに体を“緊張状態”に保ち、深い眠りを妨げます。
朝起きても疲れが取れていない原因のひとつかもしれません。
④ 運動パフォーマンスの低下
アスリートにとっては深刻な問題です。
噛みしめにより体の一部が無意識に固まり、可動域の低下や柔軟性の欠如、バランスの崩れを引き起こすことがあります。
鍼灸でできる対策とは?
鍼灸では、顎や頭・首まわりの筋肉にアプローチすることで、噛みしめの緩和を目指します。
具体的には――
- 咬筋・側頭筋・胸鎖乳突筋などへの鍼刺激で緊張をやわらげる
- 自律神経を整えるツボへの施術でストレス性の噛みしめに対応
- 姿勢改善のための鍼・お灸・手技で体の土台から見直す
「顎の不調で鍼?」と思うかもしれませんが、実際には全身のバランス調整が重要です。
ご自宅でできるセルフケア
治療と合わせて、日常生活で気をつけられることもあります。
- 就寝時にマウスピースを使う(必要に応じて)
- 顎やこめかみを優しく温めてほぐす
- ストレスマネジメント(深呼吸・軽い運動・湯船)
まとめ
噛みしめ・食いしばりは、ただの癖ではなく、全身に影響を及ぼすサインかもしれません。
「最近肩こりや頭痛がつらい」「眠りが浅い」「顎が疲れる」など、気になる症状がある方は、一度ご相談ください!