デスクワークと腰痛—東広島市 鍼灸院フロンティア—

こんにちは!東広島市西条にある鍼灸院フロンティアです!今回はデスクワークと腰痛の関係について説明します!
〜座ってるだけなのに、なぜ腰が痛くなるのか?〜
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同じ姿勢が続くことで筋肉が硬直
デスクワーク中は、長時間同じ姿勢を続けることが多くなります。
この「動かないこと」自体が、腰痛の大きな原因です。
本来、筋肉は定期的に伸び縮みすることで血流を保っていますが、座りっぱなしで動かない状態が続くと、筋肉が硬くなり、血流も滞ります。
その結果、筋肉に酸素や栄養が届きにくくなり、「コリ」「だるさ」「痛み」などが出やすくなります。
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骨盤の傾きと猫背姿勢
姿勢が悪い状態で長時間座っていると、骨盤が後ろに傾き、いわゆる「猫背」になりやすくなります。
この姿勢では、腰の骨(腰椎)に負担がかかりやすく、椎間板や筋膜にストレスがかかってしまいます。
特に、
• 背もたれに寄りかかってズルズル滑っている姿勢
• 背中が丸まって首が前に出る姿勢(ストレートネックも同時に)
このような状態は、腰だけでなく首や肩の不調にもつながりやすくなります。
姿勢の崩れと筋骨格系への影響
デスクワーク中の姿勢(猫背や骨盤の後傾)は、腰椎の自然な前弯(前カーブ)を消失させる原因になります。
このことで腰部の筋肉(脊柱起立筋、多裂筋など)に余分な負荷がかかりやすくなります。
さらに、姿勢が崩れると、腹部・背部の筋バランスが崩れ、体幹で体を支える機能が低下。
その結果、腰椎が不安定になり、筋疲労や靭帯の過緊張、慢性的な炎症へとつながるリスクがあります。
仙腸関節(骨盤)や筋膜も関与
近年では、腰痛の原因のひとつに「仙腸関節障害」や「筋膜性腰痛」が注目されています。
これらは、レントゲンやMRIでは異常が見つからない非特異的腰痛に含まれますが、デスクワークによる長時間の同一姿勢が発症の引き金となることが分かっています。
筋緊張の緩和と血流改善
鍼刺激は、皮膚・筋膜・筋肉内の侵害受容器や感覚神経を介して、局所の血流を改善することが報告されています。
とくに、**トリガーポイント鍼療法(筋膜性疼痛に対する鍼治療)**では、
過緊張した筋肉に直接アプローチすることで、
• 筋緊張の緩和
• 酸素供給の回復
• 疼痛物質の除去
が期待できます。
体幹・骨盤周囲の深部筋にアプローチ
鍼は、手技やストレッチでは届きにくい深層の多裂筋・腰方形筋・大腰筋などにも直接刺激を届けることが可能です。
これにより、
• 深部筋の血流改善
• 筋出力や反応性の回復
• 姿勢保持筋の活性化
が期待され、再発予防や慢性化の防止にも貢献します。
こんな方におすすめ:
• 慢性的な腰の重だるさがある
• マッサージや湿布では改善しない
• デスクワーク中心で姿勢が気になる
• ストレスや疲労も関係していそう
気になる方はお気軽にご相談ください!