内側上顆炎 —東広島市 鍼灸院フロンティア—

こんにちは！東広島市西条にある鍼灸院フロンティアです！今回はゴルフなどで痛くなる肘の内側の痛みについてです！

■ 内側上顆炎とは

内側上顆炎（ないそくじょうかえん）は、肘の内側に痛みが出る症状で、一般的には「ゴルフ肘」とも呼ばれます。

肘の内側には「内側上顆」という骨の出っ張りがあり、そこに手首や指を曲げる筋肉（前腕の屈筋群）の腱が付着しています。

この部分に繰り返しの動作や負担がかかることで、腱やその付着部に炎症や微細な損傷が起き、痛みが生じます。

■ 原因

・ゴルフや野球、テニスなど、腕を繰り返し使う動作

・重いものを持ち上げる作業や、長時間のパソコン・マウス操作

・フォームの崩れや、筋肉の柔軟性低下による負担の偏り

こうした要因により、前腕の屈筋群が引っ張られ、肘の内側にストレスが集中することで発症することがあります。

■ 症状

・肘の内側の押したときの痛み

・タオルを絞る、ドアノブを回す、物を持つときの痛み

・手首を曲げる・ひねる動作で痛みが出る

慢性化すると、日常動作にも支障が出やすくなります。

■ 鍼治療での対応

鍼治療では、肘の局所だけでなく、前腕の筋緊張や血流状態を整えることを目的に施術を行うことがあります。

過剰に働いている筋肉を緩め、炎症部位の循環を促すことで、回復環境を整えることを目指します。

痛みの程度や発症期間により、刺激量や施術部位を調整しながら進めていきます。

また、状態によっては安静やストレッチ、フォームの見直しが必要な場合もあります。

■ 予防・セルフケアのポイント

・使いすぎを避ける

・前腕のストレッチ

・アイシングなどのセルフケア

・スポーツや作業時のフォーム改善

再発防止のためには、肘だけでなく前腕全体のコンディション管理が重要です。

■ まとめ

内側上顆炎は、「炎症」というよりも筋腱付着部の微細な損傷の蓄積であることが多く、慢性化しやすい症状です。

早めのケアと、原因となる動作の見直しが改善させる為に必要になります！