野球肘 —東広島市 鍼灸院フロンティア—

こんにちは!東広島市西条にある鍼灸院フロンティアです!今回は野球肘についての説明です!


野球肘(投球肘)は、特に若い野球選手に多く見られる怪我で、投球動作が繰り返されることで肘に負担がかかり、炎症や痛みが生じることがあります。このようなケガは、選手のパフォーマンスに大きな影響を与えます。

2. 野球肘の原因と症状

野球肘は、特に投球時に肘にかかるストレスが原因で発症します。過度の投球や不適切な投球フォーム、または急激に投球量を増加させた場合に、肘の靭帯や腱に過剰な負荷がかかります。主な症状は以下の通りです:

肘の内側の痛み:特に投球動作の際に強く感じられる。

肘の可動域制限:肘を曲げたり伸ばしたりする際に痛みを感じることがある。

腫れや熱感:肘周辺の腫れや熱を感じることがある。

力が入らない感覚:投球の際に肘に力が入らない感じがすることがある。

3. 治療法と予防法

野球肘の治療には、まず適切な休養と負担の軽減が不可欠です。その上で、以下の治療法が有効とされています。

3.1 休養とアイシング

まずは肘を休めることが最も重要です。また、炎症が起きている場合は、アイシングを行い、腫れや痛みを軽減します。

3.2 リハビリテーションとストレッチ

肘周りの筋肉や腱を柔軟に保つためのストレッチやリハビリが必要です。投球動作に関連する筋肉を強化し、負担を分散させることが予防には効果的です。

4. 鍼治療の効果

鍼による治療は、以下の効果が期待できます:

血行促進:鍼が刺激することで、血流が改善され、酸素や栄養素が迅速に運ばれ、炎症が早期に収まります。

5. 温熱療法の効果

温熱療法も野球肘の治療において非常に有効です。温熱療法は、温かいタオルや温湿布、さらには赤外線治療などを使用して体温を上昇させ、血行を改善し、筋肉の緊張を和らげます。以下の効果が期待できます:

血流改善:温熱療法は血液循環を促進し、炎症部分に新鮮な血液を供給することで回復を助けます。

筋肉のリラクゼーション:筋肉や腱を温めることで、硬くなった筋肉を緩め、柔軟性を高めます。

痛みの緩和:温熱によって神経の過敏が抑えられ、痛みを和らげる効果があります。

5.1 温熱療法の具体的な方法

温熱療法には、家庭で手軽にできる方法として、温かいシャワーを浴びる、電気毛布を使用する、温湿布を肘に当てるなどがあります。治療院では、赤外線治療やホットパッドなどを使用する場合もあります。

6. 予防のためのポイント

野球肘を予防するためには、次のような取り組みが大切です:

投球フォームの見直し:適切なフォームを身につけ、肘にかかる負担を減らすことが重要です。

休養をしっかり取る:過度に投球を繰り返さないよう、適切に休養を取ることが必要です。

体力強化と柔軟性の向上:筋力を強化し、柔軟性を高めることで、肘への負担を分散させます。

定期的なケア:鍼治療や温熱療法などのケアを受けることで、筋肉や腱の疲労を回復させることができます。

みなさん怪我予防の為にもウォーミングアップとクールダウンはしっかり行いましょう!