膝関節屈曲制限

こんにちは!東広島市西条にある鍼灸院フロンティアです!今回は日常生活に支障も出る膝関節屈曲制限についてです!

膝関節屈曲制限とは?

膝関節屈曲制限(膝の曲がらない、または十分に曲がらない状態)は、膝関節の可動域が制限されることを指します。膝は通常、約0度(完全伸展)から130度〜140度程度(完全屈曲)の範囲で動くことが期待されますが、屈曲制限がある場合、この可動域が制限され、正常な膝の動きが妨げられます。

膝関節屈曲制限の原因

膝関節の屈曲制限にはさまざまな原因があります。主な原因を以下に挙げます。

1. 外傷や手術後の癒着

膝の外傷(骨折や靭帯損傷など)や手術(膝関節手術など)の後に、関節内で癒着が発生することがあります。癒着があると、関節の可動域が制限され、屈曲が難しくなります。

2. 関節炎(変形性膝関節症など)

膝関節の変形や炎症により、関節内で痛みや腫れが生じると、膝の屈曲が制限されることがあります。特に変形性膝関節症では、軟骨がすり減ることで関節の動きが悪くなります。

3. 筋肉や腱の硬直

膝周囲の筋肉(特に大腿四頭筋やハムストリングス)の硬直や短縮が、屈曲制限の原因となることがあります。筋肉や腱の柔軟性が低下すると、膝関節の屈曲が妨げられます。

4. 関節包の緊張

膝関節の関節包(関節を囲む靭帯や膜)が緊張し、膝の可動域を制限することがあります。これにより、膝が十分に屈曲できなくなります。

5. 膝蓋骨(膝のお皿)の問題

膝蓋骨の位置や動きに問題があると、膝の屈曲が制限されることがあります。膝蓋骨の位置異常や膝蓋骨の周囲の軟部組織の緊張が影響することがあります。

膝関節屈曲制限の症状

膝関節屈曲制限があると、以下のような症状が現れることがあります:

• 膝が十分に曲がらない、または曲げると痛みがある

• 歩行や階段昇降時に膝をうまく使えない

• 日常生活でしゃがむ動作が難しくなる

• 膝が硬く感じる

• 膝の腫れや熱感

膝関節屈曲制限の診断

膝関節屈曲制限が疑われる場合、整形外科の医師による診察といくつかの検査が行われます。

1. 視診と触診

膝の外観や腫れ、熱感を確認します。また、膝関節を触って痛みや異常を確認します。

2. 可動域テスト

膝を屈曲させて、その可動域を確認します。正常な屈曲範囲と比較して、制限があるかどうかを調べます。

リハビリテーション

手術後や保存的治療後には、リハビリテーションが重要です。膝の筋力強化や可動域の回復を目的としたリハビリが行われます。

まとめ

膝関節屈曲制限は、膝の可動域が制限されることで、日常生活に支障をきたす可能性があります。原因は多岐にわたり、外傷、炎症、筋肉の硬直、関節包の問題などが考えられます。治療方法には鍼治療や超音波・ハイボルトなどの物理療法などあります。

膝関節屈曲制限を解消して膝の曲げ伸ばしを楽に行える様にしましょう!

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