テニス肘について—東広島市 鍼灸院フロンティア—

こんにちは!東広島市西条にある鍼灸院フロンティアです!今回はテニス肘について説明します!

テニス肘とは?

テニス肘(外側上顆炎)は、肘の外側に痛みが生じる症状で、特に腕を使う動作が繰り返されることで起こります。名前の通り、テニスをしている人に多く見られる病気ですが、実際にはスポーツだけでなく、日常生活でもよく見られます。仕事や趣味で繰り返し手首や腕を使うことが原因となり、肘の外側に痛みが生じることが特徴です。

症状と原因

テニス肘の主な症状は、肘の外側に鋭い痛みや鈍い痛みを感じることです。特に物を持ち上げる、物を押す、あるいはドアを開けるといった動作で痛みが悪化することが多いです。

原因

テニス肘は、肘の外側にある筋肉や腱が過剰に使用され、炎症を起こすことで発症します。特に手首を反らせる動作(例えばラケットを握る動作など)が繰り返されると、外側上顆(肘の外側の骨)に負担がかかり、腱の損傷や炎症を引き起こすことがあります。

テニス肘の治療法

1. 安静とアイシング

治療の基本は安静です。腕や肘に負担をかけないようにし、アイシングを行うことで痛みや腫れを軽減することができます。痛みがひどくなってきた場合は、アイスパックや冷却ジェルを使って、15~20分程度冷やすと良いでしょう。

2. ストレッチと筋力トレーニング

痛みが軽減した後は、肘周りの筋肉をストレッチして柔軟性を高めることが重要です。無理のない範囲で軽いストレッチを行うことで、筋肉の緊張を解消し、再発防止につながります。また、筋力トレーニングによって、腕の筋力を強化することも大切です。

3. 鍼治療

鍼治療は、体の自然治癒力を引き出し、炎症を抑える効果があります。特に、鍼が痛みを和らげ、血行を促進するため、治癒を早めることができます。テニス肘においては、肘周辺や腕、肩、さらには首に鍼を施すことが多いです。これにより、痛みを緩和し、筋肉の緊張をほぐすことができます。

4. もみほぐし

また、もみほぐしも有効な治療法です。筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することで、回復が早くなることがあります。特に慢性的な痛みが続く場合には、定期的なもみほぐしを受けることで、症状の改善が期待できます。

5. 物理療法

物理療法、例えば超音波療法や電気治療なども、テニス肘の回復に役立ちます。これらの治療法は、痛みを軽減し、炎症を抑える効果があります。

予防方法

テニス肘を予防するためには、以下の点を心掛けることが重要です。

• 無理のない動作を心掛ける

• 適切なストレッチを行い、筋肉を柔軟に保つ

• 適度な休息をとる

• 腕や肘に負担をかけすぎないように注意する

テニスやゴルフなど、腕や肘を使うスポーツをしている方は、事前にストレッチや筋力トレーニングを行い、テニス肘を予防しましょう。

まとめ

テニス肘は、腕を使う動作が原因となって発症することが多いですが、適切な治療と予防によって改善できます。鍼治療を取り入れることで、痛みを緩和し、回復を早めることができます。症状に気づいたら、早めに治療を始め、無理なく生活やスポーツを楽しむことができるようにしましょう。