足関節背屈制限—東広島市 鍼灸院フロンティア—

こんにちは!東広島市西条にある鍼灸院フロンティアです!今回は足関節の背屈制限について説明します!

1. 足関節背屈制限とは?

足関節背屈制限(あしくるぶし せくつ せいげん)とは、足関節が本来の可動域(動く範囲)よりも十分に背屈(足の指を上げる動き)ができない状態を指します。背屈制限は、歩行やランニング、スポーツ動作などに支障をきたすことがあります。

2. 足関節背屈の正常範囲

正常な足関節の背屈は約10~20度の範囲とされています。つまり、足の指を上に向ける動き(足首を反らせる動き)が10~20度行えることが目標です。この可動域が制限されると、歩行や走行時に適切なパフォーマンスができなくなったり、ケガのリスクが増加する可能性があります。

3. 足関節背屈制限の原因

足関節背屈制限には、さまざまな原因があります。主な原因としては以下のようなものが挙げられます。

筋肉の硬直や短縮

主に腓腹筋やヒラメ筋(ふくらはぎの筋肉)が硬直または短縮している場合、足関節の背屈が制限されます。

関節の可動域の制限

足関節周囲の靭帯や関節包が硬くなったり、炎症を起こしたりすることにより、関節の動きが制限されることがあります。

骨の変形や異常

足の構造的な問題(例えば、外反母趾やアーチの崩れ)や関節の変形(関節炎など)が原因で、背屈の動きが妨げられることがあります。

外的要因

長時間の不適切な歩行や立ち方、過剰な運動、または過去の外傷などが原因で可動域が制限されることがあります。

4. 足関節背屈制限の影響

足関節の背屈制限があると、以下のような影響が現れることがあります。

歩行の異常

足首の背屈制限があると、足を十分に反らせず、歩行時に足を引きずるようになったり、前に進むのが難しくなります。

膝や股関節への負担

背屈が制限されることで、歩行時に足首の動きが不足し、膝や股関節に過剰な負担がかかることがあります。

スポーツパフォーマンスの低下

ランニングやジャンプなどのスポーツ動作において、足関節の柔軟性が求められるため、背屈制限があるとパフォーマンスが低下します。

ケガのリスク増加

足関節の動きが不完全だと、踏み込んだ際の衝撃を適切に吸収できず、関節や靭帯、筋肉に過度な負担がかかり、ケガを引き起こすリスクが高まります。

5. 足関節背屈制限の改善方法

足関節の背屈制限は、以下のような方法で改善することができます。

1. ストレッチや柔軟体操

ふくらはぎの筋肉(腓腹筋やヒラメ筋)を伸ばす:これにより、足関節の可動域が改善されることがあります。

アキレス腱のストレッチ:アキレス腱が短縮している場合、足関節の背屈が制限されるため、アキレス腱のストレッチが有効です。

2. 足首周囲の筋力トレーニング

足首の筋肉を強化:足首を背屈させる筋肉(前脛骨筋など)を鍛えることで、可動域の改善が期待できます。

3. 鍼治療

            ・前脛骨筋や腓腹筋、ヒラメ筋に鍼を刺して制限となっている筋肉を緩めます。

4. インソールや靴の見直し

適切なインソールや靴を選ぶ:足関節の動きをサポートするために、適切な靴やインソールを使用することが推奨されます。

6. まとめ

足関節の背屈制限は、日常生活やスポーツに多大な影響を与える可能性があります。早期に改善策を取り入れ、適切なストレッチやトレーニングを行うことで、可動域を改善し、足関節の機能を最大限に引き出すことができます!

写真の様に踵をつけたまましゃがめるか確認してみましょう!

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