オーバーユース症候群—東広島市 鍼灸院フロンティア—

こんにちは!東広島市西条にある鍼灸院フロンティアです!今回は運動をしている方なら起こりやすいオーバーユース症候群について説明します!

1. オーバーユース症候群の定義

オーバーユース症候群とは、筋肉、腱、靭帯、関節などが繰り返し使われることによって生じる傷害や障害の総称です。身体の一部が過度に使用されることで、炎症や疲労、痛みが引き起こされます。この症状は、適切な休息や回復が取られない場合、慢性化することがあります。

2. 主な原因

オーバーユース症候群は、以下のような原因によって引き起こされます。

繰り返しの動作:特定の動作を長時間、または頻繁に行うこと。

不適切なフォームや姿勢:例えば、ランニング中に不適切な足の着地や、パソコン作業時に姿勢が悪いなど。

急激な運動量の増加:トレーニングや運動の量を急に増やすと、体に過負荷がかかりやすくなります。

疲労の蓄積:適切な休養を取らずに続けて体を使い続けることで、筋肉や関節が回復する前に再度負担がかかる。

年齢や体力の低下:年齢と共に筋力や柔軟性が低下することも、オーバーユース症候群を引き起こす原因になります。

3. 主な症状

オーバーユース症候群の症状は、次のように現れることが一般的です。

痛みや違和感:特定の部位に痛みや違和感が現れ、動作によって強くなることがあります。

腫れや炎症:腱や関節が過度に使用されると、炎症を引き起こし、腫れることがあります。

可動域の制限:動きに制限がかかることがあり、通常の範囲で動かせなくなることもあります。

筋力低下:繰り返しの使用で筋肉や関節が疲労し、筋力が低下することがあります。

4. よく見られる部位と疾患

オーバーユース症候群は、身体のさまざまな部位に影響を及ぼします。以下は、特によく見られる部位と疾患の例です。

テニス肘(外側上顆炎):腕の外側、肘の部分に痛みを感じる疾患。テニスやゴルフなど、繰り返し手首を使うスポーツでよく見られます。

ランナー膝(膝蓋腱炎):膝の前部に痛みを感じる疾患。ランニングやサイクリングを多く行う人に見られます。

肩のインピンジメント症候群:肩の関節が使いすぎで炎症を起こし、腕を上げる動作に痛みが生じます。

足底筋膜炎:足の裏に痛みが生じる疾患。特に長時間立っている人や歩く人に見られます。

5. 予防方法

オーバーユース症候群を予防するためには、以下の点に注意することが重要です。

適切なウォーミングアップとクールダウン:運動前後にストレッチや準備運動を行い、筋肉や関節を柔軟に保ちます。

休息と回復の重要性:運動や作業を行う際には、十分な休息を取ることが重要です。特に疲れた状態での作業は症状を悪化させます。

フォームと姿勢の改善:スポーツや作業の際には、正しいフォームや姿勢を維持することが予防につながります。

負荷の適切な調整:急激に運動量や作業量を増やさないようにしましょう。徐々に負荷を増やすことが大切です。

6. 治療法

オーバーユース症候群が発症した場合、適切な治療を受けることが必要です。主な治療方法は以下の通りです。

休養:まずは痛みがある部位を休ませ、過度な使用を避けます。

アイスパック:炎症や腫れを抑えるために、患部にアイスパックをあてることがあります。

鍼治療:鍼治療で筋肉を緩めていきます。

7. まとめ

オーバーユース症候群は、繰り返しの動作や負荷が身体に影響を与えることで引き起こされる障害です。予防には適切な休養が必要になってくるのでやり過ぎには注意して自分の身体と相談しながら競技を行っていきましょう!