外側上顆炎について —東広島市 鍼灸院フロンティア—

こんにちは!東広島市西条にある鍼灸院フロンティアです!今回は肘の外側の痛み外側上顆炎についてお話しします!

外側上顆炎の原因

外側上顆炎は、肘の外側の筋肉群、特に前腕の伸筋群に負担がかかり続けることで、筋肉や腱に微細な損傷が積み重なり、炎症が引き起こされることから発症します。これには以下のような要因が関与します:

反復的な動作:テニスやゴルフのスイング動作、あるいは重い物を持ち上げるといった繰り返しの動作。

筋肉の過負荷:腕の筋肉が過度に使われることにより、腱が損傷し炎症が発生。

不適切なフォームや姿勢:スポーツや作業時に腕の使い方が適切でないと、腱に過度のストレスがかかりやすくなります。

主な症状

外側上顆炎の主な症状には以下のものがあります:

1. 肘の外側の痛み:特に肘を伸ばしたり、重いものを持つ時、手首を使う動作で痛みが増します。

2. 腕全体の疲れやこわばり:長時間の使用や無理な動作を繰り返すことで、腕全体に疲れがたまり、こわばり感を感じることがあります。

3. 握力の低下:痛みのために物を握る力が弱くなり、作業やスポーツのパフォーマンスに支障をきたすことがあります。

鍼灸でのアプローチ

痛みの軽減:鍼を特定のツボに打つことによって、痛みを和らげる効果が期待できます。特に、患部の周辺にある筋肉や腱に対する鍼治療は、血流を促進し、炎症を抑える働きがあります。

筋肉の緊張を緩和:筋肉の過緊張を解消するために、鍼は非常に効果的です。これにより、痛みが軽減し、肘や腕を動かしやすくなります。

自然治癒力の向上:鍼灸は、体の自然治癒力を引き出すことにより、慢性的な炎症や傷ついた組織の修復を促進します。

鍼治療の方法

局所的な鍼:痛みの強い部分や硬くなった筋肉に鍼を刺すことで、痛みの緩和や筋肉の緊張をほぐします。

全身的なアプローチ:肩や背中、足など、腕以外の部位にも鍼を刺して全身の血行を改善し、回復を早めるアプローチを行うことがあります。

予防と対策

外側上顆炎を予防するためには、以下のような注意が必要です:

1. 適切なストレッチとウォームアップ:スポーツや作業の前に筋肉をしっかりとほぐしておくことが重要です。

2. 負荷を分散する:同じ筋肉を使いすぎないように、休憩を取ったり、別の動作を交えたりして負荷を軽減しましょう。

3. フォームの改善:スポーツや作業中のフォームを見直すことで、過度なストレスを筋肉や腱にかけないようにします。

まとめ

外側上顆炎は、繰り返しの動作によって肘や腕に負担がかかり、炎症を引き起こす疾患です。早期に対処することで、痛みを軽減し、再発を防ぐことが可能です。肘以外にも原因となる部分がある可能性があるので気をつけていきましょう!